4月3日、ゼレンスキー大統領は、ロシアの軍事侵攻に伴う犯罪を調査し訴追するための特別メカニズムを設置する決定を承認。国際的な調査団・検察官ら専門家と協働して任務が遂行される。
The Guardianの5月13日付報道によれば、キエフ地裁にて、ウクライナで初めての戦争犯罪容疑に係る刑事裁判が行われるとのこと。被告人は21歳のロシア軍軍曹で、自転車に乗って電話をかけていた文民の男性を、ウクライナ軍への連絡を阻止するために命令を受けて射殺した容疑で起訴された。
検察庁報道官－“Prosecutors and investigators of the SBU [Ukrainian secret services] have collected enough evidence of his involvement in violation of the laws and customs of war combined with premeditated murder. For these actions, he faces 10 to 15 years in prison or life in prison.”
5月23日、第一審の裁判所は被告人に対し求刑通り終身刑を宣告した（CNN・NHK）。
ロシア政府は本件について当初了知していない旨述べていたが、5月23日には、大統領府報道官が、被告人について「懸念」を有しているものの、現地での支援は困難であることと、他の手段での支援の方法を検討することを述べた（RTE）。
初の"戦争犯罪"裁判 専門家が指摘する特徴 - サタデーウオッチ9
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