Russian Invasion of Ukraine Draws Widespread—but Not Universal—Condemnation. (2022). American Journal of International Law, 116(3), 605-614
この調べ👇によれば、143か国がロシアの行動を「侵略」と理解しており、侵攻がロシアの国際法上の権利に基づいていると理解する国は4カ国にとどまる。
Tracking State Reactions to Russia's Invasion of Ukraine: A Resource for Research
各国の態度:侵略(143)/国連体制支持・懸念表明(19)/侵攻支持(1)/侵攻の「権利」を肯定(4)/沈黙(30)
国家
🇯🇵 日本
- 2月24日、岸田首相、参議院予算委員会で、2つの共和国の承認が「ウクライナの主権、そして領土の一体性、これを侵害するものであり、国際法違反、国際法に違反する」と答弁。
- 2月24日、外務大臣談話、ロシアによる「ドネツク人民共和国」及び「ルハンスク人民共和国」の「独立」承認並びに両「共和国」との条約批准等を受けた制裁措置
- 2月24日、岸田首相、参議院予算委員会で次のように「侵攻」を非難した(東京新聞)。
- 2月25日、岸田首相、記者会見(全文・映像)にて以下のように言明した。「今回のロシア軍によるウクライナへの侵攻は、力による一方的な現状変更の試みであり、ウクライナの主権と領土の一体性を侵害する明白な国際法違反です。国際秩序の根幹を揺るがす行為として、断じて許容できず、厳しく非難します。我が国の安全保障の観点からも決して看過できません。G7を始めとする国際社会と緊密に連携し、ロシアに対して軍の即時撤収、国際法の遵守を強く求めます。」
- 26日午前、林外相はウクライナ・米国の外相とそれぞれ順次電話会談を行い、ロシアの行為を「侵略」と表現した。その後の記者会見でも同様の表現を用いた。
- 3月1日、外務省大臣官房審議官、衆議院法務委員会で、ロシアの侵攻を「侵略」と説明。
- 3月1日、衆議院で「ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議案」が可決
- 3月1日、林外相、参議院予算委員会で、ロシアの軍事行動が国連憲章第2条4項違反と答弁
- 3月2日、参議院で「ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議案」が可決
- 3月2日、参議院予算委員会「ウクライナ情勢等」について集中審議