経緯

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ダーダネルス海峡・ボスフォラス海峡 「世界史の窓」より

「戦争」認定

海峡の通過制限

各国・国際機関の反応

🇺🇸 アメリカ

米国国務長官(モントルー条約の継続実施に謝意・ウクライナの主権・領土保全の防衛への「強い支援」に感謝)(2月28日)

🇷🇺 ロシア

ロシアは、トルコによるモントルー条約の実施方法について特に抗議せず、むしろ「評価」していると報じられている(Daily Sabah(3月3日))。

3月16日の露土外相会談では、双方は次のように述べたとされる(Tass)。

国際海事機関(IMO)

3月10日・11日に理事会の緊急会合を開催し、ロシアの行動を非難する決議を採択。

関連する国際法の論点

エーゲ海と黒海とを繋ぐ唯一の海路であるダーダネルス海峡とボスフォラス海峡は、国際法上の「国際海峡(international strait)」にあたる。それゆえ、通常であれば、軍艦についても航行の自由を認める通過通航権(right of transit passage)が認められる(38条)。

ただし、国連海洋法条約は、「特にある海峡について定める国際条約であって長い間存在し現に効力を有しているものがその海峡の通航を全面的又は部分的に規制している法制度」には影響を及ぼさない(35条(c))。今回は、こうした国際条約があり、その適用が問題となる。

条約は、戦時には、トルコが交戦国でない場合、紛争当事国の軍艦は一定の例外(被侵略国の支援(19条2項)・基地への帰還(同4項))を除き海峡の通過が禁止されると規定する(19条2項)。

また、戦時でトルコが交戦国である場合で自国に対する戦争の切迫した危険が及ぶ恐れがあると考える時は、トルコが軍艦の通航に対する措置を決定する裁量を有する(20条、21条)。

いずれにせよ国際違法行為に対する対抗措置として海峡閉鎖が認められるとの見解も表明されている

国際法専門家のまとめ


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