<aside> 💡 ポイント・論点



経緯

2022年9月住民投票

2022年9月23日~27日、ロシアが支配するウクライナの4州で、「住民投票」が開かれた。

9月30日、ロシアのプーチン大統領の演説ののち、ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国、ヘルソン州、ザポリッジャ州がロシアに加入する「条約」に署名。

10月2日、ロシア憲法裁、上記「条約」を合憲と判断。プーチン大統領、4地域をロシア連邦に編入するための憲法法律(constitutional law)改正案を議会に提出。

10月3日、ロシア下院、上記「条約」を批准

10月4日、ロシア上院、上記「条約」を批准

10月5日、プーチン大統領が批准書および関連法に署名し、手続きが完了(大統領府)。露政府ウェブサイト上は、同日付で上記「条約」が効力を生じたとされている。

2023年地方選挙

2023年9月、ロシアで知事や市長を選ぶ統一地方選挙の投票が8–10日にかけて各地で行われるのにあわせて、クリミアやセヴァストポリ、ウクライナ東部と南部の4つの州の併合地域でも、ロシア側の代表を選ぶ選挙だとする活動が強行された(NHK)。

2023年9月11日、ロシアで統一地方選挙が行われた結果、プーチン政権を支える与党の幹部は「すべての選挙で圧勝した」と強調した。中央選挙管理委員会は、4州での「統一ロシア」の得票率はそれぞれ74%から83%になったと発表した。独立系の選挙監視団体は、電子投票での改ざんや野党候補への当局による妨害行為などがあったと指摘している(NHK)。

「併合条約」の規定内容

関連する国内法